以下の機能はPTXファイルを対象にしています。
何故 PTXなのか?
レーザーメーカ-の生データを読み込むSDKは非常に高価です。
→ これがソフトの高額化になる。(販売目的では目玉が飛び出る金額です)
レーザーメーカ-のビューワーからPTXファイルを作成できる。
PTXファイルは簡単に2D表現が可能です。スキャナー生データやTXTファイルで
データを管理すると確認したい時にすぐ確認できない。
確認時も3D表現されると 奥行がかえって邪魔をして判別できない といった問題があります。
弊店では生データは保存しますが、データの管理はPTXファイルで行っており、
見たい場所や見たいファイルを数秒で判別できるシステムとしています。
その一部をご紹介します。
1,PTX 抜き取り/部分削除
領域内 抜き取り
PTXファイルを表示して領域を指定します。
その領域を抜き取り別のPTX或いはTXTファイルに出力する。
PTX全体は不要だが、一部分のみ必要な場合に有効です。
抜取り例
領域内 削除
PTXファイルを表示して領域を指定します。
その領域を削除し別のPTX或いはTXTファイルに出力する。
プライバシー関連や企業秘密など 隠したい部分を削除できます。
削除例
2,PTX分割
PTXファイルを任意の数に分解できます。
全体だと容量が大きくなるため、分割して小容量のPTXファイルを作成できます。
また必要な部分の範囲 (開始点/終了点)を指定して抜き取ることもできます。
ファイル分割 例
開始点/終了点指定で抜取り 例
3,オーバーラップ削除機能
同一場所で複数のスキャニングでは 地面(床)、周囲の建物(壁)がオーバーラップされ
これが点群容量の増加となる原因でCAD化の際に問題になります。
点群処理ソフトで手作業でオーバーラップ部分を削除知る場合は 削除部分が足りなかったり
多く削除してしまったりその境界の判別が大変で 事実上 不可能です。
全てをCAD化してそれから削除するといった手法では、大容量の点群でCADがフリーズしてしまったり
と問題があります。
本機能は複数のPTXファイルからオーバーラップする点を補足して
スキャナー原点からの距離と角度を計算し 遠くから照射された点、
鋭角に照射された点を不要点として削除します。
上記はオーバーラップ処理を行ったPTXファイル2つを白、赤でCAD化を行ったものです。
建物の半分は赤と白で分割されていてオーバーラップ処理が行われています。
複数PTXのオーバーラップ削除処理 例
説明書ダウンロード